発達障害とか運動障害とか言うときの「障害」という言葉は、「異常」と同義(4/4)

◆なぜ「障害」という言い方にひとは違和感を覚えるのか

 以上、今回は、発達障害とか運動障害とか言うときの、障害という言葉の意味を確認しました。ですけど、最後に、もう一歩だけ踏み入って見ておくことにして構いません?


「この世に異常なひとなどただのひとりも存在し得ない」ということを、前に確認しましたよね。言うなれば、ひとはみな正常である、って。誰かのことを異常と見ることは差別なんだ、って。


〈参考:そのことを下の記事で確認しました。〉


 なら、誰かのことを障害があると見ることも差別であるということになりませんか。さっきの3つの同義語のことを思い出してくださいよ。異常と障害は同義語でしたね?


 ひとが、●●障害といった言い方に違和感を覚えてきたのは、まさに、誰かのことを、障害があると見ることが差別であるというこのことを反映してのことではありませんか。

3/4に戻る←) (了)         

 

 

2021年6月28日に文章を一部修正しました。


今回の最初の記事(1/4)はこちら。