「神のお告げが聞こえた」を理解する5/5

 いま言ったこともまとめてみるよ。

  • ①一刻も早く東京に行く準備をしようと思い立つ(現実)。
  • ②自分がそんなことを思い立ったはずはないという「自信」がある(現実と相反している自信)。
  • ③その自信に合うよう、現実をこう解釈する。「『はよ東京に出る支度をせんか』という声が聞こえてきた」(現実修正解釈


 そんな間さんは早速「その朝、急いで大阪に帰って吉本の本社に赴くと、退社して東京に行くと申し出た」ということだったね。


 追い詰められてた間さんは、地方巡業先で夜中ふと目が覚め、畳の目をじっと見つめているうちに、「もう東京に行かないとダメだ行って勝負してみようと思い立った。で、その後、夜が明けきらないうちにさらに、「一刻も早く東京に行く準備をしようという気になった。すぐ会社に行って、自分の意向を伝えよう、って。


 でも、そこでそうした「意思」が自分のうちに湧いてくるなんて、間さんにはまったく思いも寄らないことだったのかもしれないね。で、間さんは、それらの「意思」を、他人からの働きかけのととった神からの「東京に出なあかん。東京へ出てひとつ勝負してみい」「はよ東京に出る支度をせんか」という声ととった。


 いや、もちろん、こんなのあたしの勝手な想像にすぎないよ。でも、ヘイワード、なんとなく、こんな感じだったんじゃないかとお前さん、思わない?


4/5へ戻る←) (了)         

 

 

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「統合失調症の◯◯を理解する」シリーズは下のなかの「統合失調症理解#1〜15」です。